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日本の英語教育を変える授業


昨日の「日本言語学会大会」にて提言させて頂きました


「日本人の誰もが英語が話せるようになる授業&システム」


をまとめましたので、皆様、御一読頂けますと幸いです。



このシステムと授業が採用されれば、


高校生になってからではなく、


小学生のうちに英語が話せるようになり、


中学、高校へと進学する頃には「バイリンガル」へ、


高校を卒業する頃には、


誰もが、「世界」へ羽ばたいていけるようになります。




現状、高校を卒業しても、一部の英語経験者しか話せない、


寧ろ、今まで100年以上経っても変わっていない


「日本の英語教育」を根底から変える事が出来ます。






先ず、「第2言語習得」を始めるのに最も適した時期は、


基本、「8歳〜9歳(小学生2年生〜3年生)」で、


「英語での発話(スピーキング)」は、


「9歳〜10歳(小学生3〜4年生)」で、


遅くとも、「10歳(4年生)」には始めた方がいいです。




そもそも「第1言語習得」において、


「日本語(第1言語)の土台と根幹」の習得が完成するのが


「0〜6歳」の時期になります。



これを、当研究では「言語形成の第1ステージ( 1st Stage )」と呼んでいます。


お子様によって、多少の違いはあるかも知れませんが、


「子供の脳が転換する時期」は、基本「6歳」から「7歳」になります。



これは、誰でもご存知のように、


「記憶が定かになってくる」時期です。



「6歳以下」の記憶は曖昧でも、


「7歳以降」の記憶は覚えていられるようになります。



よって、「脳内」に、


確かな「日本語(第1言語)の土台と根幹の習得」が完成する


「7歳」という年齢を待ってからでも


「英語(第2言語)習得」は遅くはありません。





何故なら、今後の「日本語(母国語)」の「マスターレベル」への影響もありますし、


「11歳」くらいから受験対策をする子も増えてきて、


「13歳」から中学校へ進学し、環境が変わる事によって、


子供達は、「思春期」や「反抗期」を迎えるようになります。



そして、この時期の1番大きな問題が、


日本語だとしても「会話や発話」する事自体を控えてしまうという事です。


よって、中学進学前の環境が安定している時期に始めた方が良いと言えます。


※これらの年齢や脳の仕組みについての詳しい解説は、別の記事にていたします。






ここからが本題です。



現状、一般的な学校での「英会話授業」の開始は、


東京でも「中学3年生」からで、


中身は「ネイティブとのグループオンライン英会話」です。


これでは、根本的に「英語が話せる」ようには、なかなかなりません。


この仕組みを変えらければなりません。






日本人の誰もが英語が話せるようになる授業&システムとは?





先ず、第1段階目となる「8歳〜9歳(小学生2〜3年生)」では、


「英語に触れる(聞いたり遊んだりする事)」という事だけも充分です。



そして、第2段階目として「9歳〜10歳(小学生3〜4年生)」で


「英語での会話」を促していく事が必要となります。



言語習得には、「インプット(リスニング)」も大切ですが、


「アウトプット」の方がより重要です。


誰もが、赤ちゃんの時から「アウトプット」しているように、


人間は、「アウトプット(発話)する事」で、話せるようになっていきます。


因みに、赤ちゃんの「アウトプット」とは、「赤ちゃんの鳴き声」です。



よって、早めに「英語でのアウトプット(発話)」を促す事が


「第2言語習得」成功の導きになります。





次に、第2言語習得として、


ある意味、1番の問題は「会話の相手」です。



学校では、通常、ネイティブの先生を雇ったりしていますが、費用の問題などもあり、


現実的に、先生が「生徒1人1人」と会話していくのには無理があります。


1クラスの人数が少なくても「1対5」や「1対10」となってしまいます。



あまり知られていないですが、


言語習得の理想の環境」は、最低でも「1対1」です。


本当の理想は、子供が生まれた時の環境である「2対1」です。


「大人(父親と母親)2人」に対して「子供が1人」です。


この「2対1」の環境があれば、


「言語習得」に失敗する事は絶対にありません。



英会話スクールのようなグループレッスンでは、


生徒本人のやる気とモチベーションが無い限り、


いくら時間とお金を掛けても成果は出づらいです。





実は、これらの問題を全て解決出来る画期的な方法があります。



これまで、どの学校でも行われてきていないし、


どの学者や教育関係者も提言すらしていなかった





2学年での合同クラスによる英会話クラス



という授業&システムによって、


日本人の誰もが、学生の内から、そこまで苦労する事なく、


「英語が話せるようになる」という事が実現します。





例えば、「小学4年生のクラス」と「5年生のクラス」で


「英語の授業」の時間割を合わせて、「実際の会話練習」をします。



「小学2年生」からでも、英語に触れていれば、


必然的に英語に興味を持ち、「英語での発話」をしたくなっていき、


「小学3年生」までに「1つのクラス」の内でも、教材などを使って、


「会話の練習」をしていれば、「会話への準備」は、ある程度出来るようになります。



「小学生」でも、1つ歳が上の子であれば、「第2言語の成長」は早く、ボキャブラリーもあり、


「小学5年生」の子達が、「4年生」の子達を1人1人サポートする事が可能になります。



同じ学校であれば、入学時に、ある程度クラスの人数は一緒にする事が出来るので、


「20人クラス」が基本の学校であれば、「4年生20人」と「5年生20人」での合同クラスで、


全ての生徒が参加出来て、「1対1」でちゃんと会話が出来る授業が実現します。




もし仮に、「4年生」で、うまく会話が出来なくても、


このシステムで、1年進めていけば、「5年生」になる頃には上達し、


「6年生」では、しっかりと英語での会話が出来るようになり、


「5年生を会話でサポートする事」も上手になっていきます。



「第2言語習得」の初期においても、


1st Stage(0〜6歳)」の子供達が、相手の言語レベルを気にしないように、


「会話相手」の言語レベルよりも「発話&会話機会」の充実の方が断然重要です。



このシステムを採用すれば、


「小学6年生」は、上のクラスが無くても、


「5年生」と会話する事が出来ますし、


中学校でも、高校でも「1年生〜3年生」での、


それぞれの学年での「英語の合同クラス」を設けるだけで、


「英語での会話/スピーキングの上達」を継続して行う事が可能になります。




これらのシステムと授業が、


2030年の学習指導要項」の改変で採用されれば、


「小学1年生〜高校3年生(7歳〜18歳)」までの


「一貫英語教育」が可能となります。


学校が変わっても、中学/高校進学をしても問題ありません。


日本人の誰もが、高校を卒業する頃には、充分に英語が話せるようになっています。





また、このシステムでは、


「小学校5年生」「中学校2年生」「高校2年生」の


「英会話クラス」が必然的に増えますが、


「小学校4年生」「中学校1年生」「高校1年生」と


各学校の「最終学年」での「英会話クラス」の調節を行う事で、


「小学校5年生」「中学校2年生」「高校2年生」は、


受験前の時間がある時に充分「英会話」を行う事が出来て、


「小学校4年生」「中学校1年生」「高校1年生」は、


学校や英語に慣れるまで「英会話クラス」を少なくしたり、


各学校の「最終学年」では、「文法や受験対策の授業」を多くする事も出来ます。



これによって、「小学校5年生」「中学校2年生」「高校2年生」の


「英会話クラス」を増やし過ぎないようにバランスを取る事も可能となります。



また、アメリカのように「中高一貫システム」にする事で、


「教育自体の質」と共に「英語レベル」を、更に上げる事も可能になります。





最後に、小中高のどれでも、全体的な学校教育として、


残った問題は「授業科目の整理」ですが、これは現実的に可能です。


今までも色々な「科目」が増えたり、減ってきたように、


これからの時代、更に必要になってくる「英会話クラス」を増やして、


他の科目を整理/調節する必要があるタイミングだと思います。



これらの授業とシステムと改変により、


「英会話/英語のスピーキング」の授業の必須化も可能になります。






世界を見たら分かりますが、


「英語が話せる」というのは「ゴール」ではなくて、


そこからが「スタート」です!!



本来、「言語能力」とは、人間が生きてく為の「基礎能力」です。


このまま、誰もが、「日本人は英語が苦手」だからと言って、


何もしない、何も変えなかったら、100年後の日本は、同じどころか、


本当に、国際競争に勝てなくなってしまい、沈没してしまうかもしれません。




「まだ子供にスピーキング」は早いという


大人の身勝手なエゴは捨てて、


これからの子供達の未来の為に、


「無限の可能性」を持った子供達を信じて、


これからの日本を変えていきましょう。




この授業とシステムに賛同して頂ける方は、


コメントやメッセージを頂けますと幸いです。


必要であれば、署名活動も行います!



是非、日本の「英語教育」を変えていきましょう!!


「2030年の学習指導要項」を変える為には、


今から、動かなくてはなりません。



以上、お読み頂きまして誠にありがとうございます。




Ritz English School & Huro Academy

代表&講師 Hiroki Ishiguro






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